ブログ - 2009/08のエントリ
イグアスの滝付近には、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチンの国境がある。
そのブラジルとの国境付近の町から国道7号線沿いの41km地点に
イグアス居住区というこれまた日系移民の居住区がある。
そこは、日本人旅行者が南米の日本を求めてよく訪れる。
っというのも、
パラグアイの日系人の方は、今も居住区などに固まって住んでいる人たちが多く、
その分、日本文化が色濃く残っている。
また、日系人同士での結婚が多いようで、居住区内では普通に日本語が飛び交い、
農協のスーパーでは、日本食材(醤油、みそ、納豆、あんぱん、そば、うどん、日本米などなど)が手に入るのだ。
南米旅行者にとって、本当にここは日本といった感じ。
そんなイグアスの日本人宿ペンション園田(ペン園)で、南米初の日本人ライダーに遭遇!!
まぁ、自分が季節外れな旅を続けてたせいもあるけど、
ここ数年ほんとにライダーは少ないみたいで、さびしい限りっす。。
で、こちらがトシさん。ヤマハのV-Star(650cc)。
ロスで購入して、北中南米を旅している。
ただ、すでに旅も終盤で、ここパラグアイでバイクを売り、日本に帰る予定とのこと。
う~ん、せっかく日本人ライダーに会えたというのに残念。。
聞くと、トシさんは、すでに2ヶ月ほどペン園にいるとのこと。
う~ん、それもすごい・・・
ってことで、今日はトシさんとシェア飯。
白飯、みそ汁、野菜炒め。
う~ん、やっぱり日本食ですな~
前日行くつもりだったピラポ居住区の日本人会館で蘭の展示会があるというので、
ご一緒させてもらうことに。
で、ここがその日本人会館。
日本語学校や
相撲の土俵まで。
今日は、土俵も展示会場(っていうより販売会場?)になってました。
パラグアイは、日本人の移民が始まって70周年。
ピラポは、来年でちょうど50周年になるという。
だが、その道のりは、生易しいものではなかったようだ。
今いる辺りも移住当初は原生林で、
昼は木を切り、夜通し切り株を燃やすというのを繰り返して、開拓していったらしい。
そんなお話を伺いながら、
お昼をご一緒(っていうかご馳走になって・・)させてもらい、お別れ。
本当にお世話になりましたっ m(__)m
ここエンカルナシオンから30kmほどいくと、
パラグアイ唯一の世界遺産・トリニダード遺跡がある。
他の旅人達から、「わざわざ行くほどでもないよ・・」という話を聞いていたが、
せっかくエンカルまで来たからには、行っておきたい。
また、宿の情報ノートを見ると、
そのトリニダード遺跡からさらに2~30km程行くと、
ピラポという日系移民の居住区があるらしい。
ってことで、行ってみると、
遺跡はこんな感じ。
まぁ、廃墟といえば、廃墟!?
ただ、規模や保存状態としては、決していい方とはいえないかもしれないが、
あまり人気もないところで、逆にゆっくり出来て、個人的にはよかったかな。
その後、やや日が翳りつつあったが、
ピラポ居住区を目指して、6号線をひた走ると、こんな看板が。。
日本の国旗とJICAの文字。
居住区って、ここのことなのかな・・・
とりあえず、中に潜入して聞いてみると、
ここは、JICAによって建てられてた農業訓練施設とのこと。
施設内にいる人もみんなパラグアイ人らしい。
突然の日本人の訪れに向こうも戸惑ってると、
先生のような人が出てきて、向かいに日本人が住んでるから、
連れてってやるという。
で、連れてってもらった先が●●さんご夫妻の家。
これまた突然の日本人旅行者の訪問というのに、
お宅に上げていただき、日本茶と饅頭までご馳走になってしまった。^^
久しぶりの饅頭、うまぁ~~い!!
やっぱ、饅頭には日本茶っすな♪
聞くと、お二人とも幼少期に一家でパラグアイに移住し、
今は3人のお子さんの内、2人は結婚、1人はエンカルナシオンで大学に通っているとのこと。
軽くお話のつもりが、いつの間にか長居してしまい、
「夕食も食べていきなさい」と。
そして、「一杯どうだ?」とビールを。。
最後には、「今日は、もう泊まっていきなさいっ」と、
あれよあれよという間にご厄介になることに。。。
ほ、ほんと、すみません。。m(__)m
出てくる日本食の数々に感動しながらも、
漬物を食べた時が、一番ほっとしたなぁ~。
そして、お風呂!!
久しぶりにあったかぁ~い湯船に浸かったら、すぐに眠くなって寝ちゃいました・・・^^;
う~~ん、ここは日本や。。
エンカルナシオン。
ここに来る人の目的の大半が、ブラジルビザ。
アルゼンチンなどで取ろうとすると、
2~3営業日かかった挙句、1ヶ月しかビザをくれないことが多い模様。
が、パラグアイだと、即日で3ヶ月が簡単に取得できる。
こちらも早速領事館へ。
今日を逃すと、週明けまで待たないといけないからね。。
領事館の人も、めっちゃいい人で、ほんとに間単にブラジルビザをゲット!!
そして、泊まった宿のオーナー(おじいちゃんが1世??)がたまたま日本人で、
宿のTVでNHKが写り、見ると、選挙で民主党が圧勝している。。
う~ん、、日本も色んなことが起きてるね。。
まぁ、のりピーにもびっくりしたけど。
で、その夜、オイル交換。
ブエノス以来かな。
その他、プラグなどをチェック。
ここの宿はガレージが広くて、夜でも作業ができてよかったっす~
プラグは・・・、まぁ、こんなもん??
思いのほか、距離が伸びず、パラグアイまで辿り着けなかったのだが、
ガソリンスタンドの裏でテントを張らせてもらえた。
やっと、キャンプできるぐらい暖かくなってきた~♪
ってことで、自然と途中に一休みしながら、撮る写真も増えてきた。
これまで寒くて、止まる気にもならなかったからね。。
まぁ、特におもしろいもんが写ってるわけじゃないけど、
写真を撮れる喜び!?
そして、やっと南米5カ国目、パラグアイ~!!
ここも川を渡っての国境越え。
川の向こう側は、エンカルナシオン。
さぁ、サクサク行くぞ~~
滝で有名なイグアス方面を目指し、
Ruta14をしばらく走っていたら、検問に引っかかった。。
今日は国境越えたから、書類もすぐ出せるとこにおいてるし、
まぁ、いいか。
面倒なんで、書類を渡してしまって、水を飲みながら一休み。
保険、バイクの書類、免許証など、念入りにチェックしてるポリシアさん。
「どうせ、よく知らんだろう。
全部、不備なくそろってるよ、無駄だから早くしておくれ。。」
そう思いながら、説明を加えるが、なんか様子がおかしい。。
何かとイチャモンを付けてきて、終いにはライトが付いてなかったと言い出す始末。
私:「そんなことはない。」
とエンジンをかけて、ライトが付くのを見せても、
ポ:「今は付いてるが、さっきは付いてなかった。」
私:「あのねぇ、このバイクはエンジンかけたら、自動でライトが付くの!!」
ポ:「いや、付いてなかった!!」
「自動で」という意味がうまく伝わらなかったのか、
イチャモンの理由も変えず、どうやら脇のオフィスの方まで来いという。
こりゃいかん、と思ったが、
書類を渡してしまってたため、付いて行くしかない。。
オフィスの方へ行くと、
ポ:「ディネロ(お金)。」「ペソ、ドル、ユーロ」
やっぱ金を求めてきやがった。。
これまで南米では、こういった腐った警官にはまったく会わなかったけど、
やっぱいるんだな。。
しかも、イチャモンの理由(レベル)もショボイ。。
建物の中には、(検問に引っかかった?)一般の人もいるから、
そこまで強引なやり方はしてこないだろう。
こんな奴には一銭たりとも払いたくないわっ。
「おめぇに払う金はねぇっ!!」、タン麺風に言ってやりたがったが、
とりあえず、穏便に進めて、書類を取り返す。
ライトの話を他のポリシアにするも、みんなグルな模様。
他の一般人に話しても、苦笑いしてるだけ。
おそらく、この人達はホントに捕まって、賄賂で許してもらおうとしてる人達。
期待しても無駄だろう。。
こっちが粘っていたら諦めたのか、
他のポリシアに引き継いで、私を連れてきた奴は検問に戻っていった。
私:「ライトは、自動。"Automatico?"、"Automatica?"で付いて、
エンジンかかってると消したくても消せないの。」
「もう、いいかい? 金なんて払う気ないし、もう行くね」
そのポリシアにも自動で付く様を見せて、何とか解放。
こんなことで足止め食らって腹立ったし、ネタとしても公開してやろうと、
写真を撮ってたら、見つかって、今度は少々血相を変えて、戻ってきた。
慌てて、データを消して見せて、
なんとかカメラ等を没収されるのは免れたけど、
ちょっと浅はかだったかも。。A(^_^;)
こんなんで、カメラ取られるぐらいだったら、金掴ませてた方がよっぽどマシだしね。
アルゼンチンのRuta14。
悪徳警官の検問があるかもしれないので、ご注意を~♪
ただ、物価が高い。。
ブエノスに比べて、宿代だけでも2~3倍。。
ってことで、イグアスの滝方面を目指して、出発することに。
とりあえず、ルート上、アルゼンチンに戻るのだが、
来た時と同じじゃ、なんとなくつまらないんで、北のSaltoへ。
明日は、国境越え~
ここ、モンテビデオのセンテナリオ・スタジアム。
また、ウルグアイは地元開催の第1回大会の優勝国!!でもある。
ヨーロッパ開催だった2,3回大会は不参加だったけど、
4回大会(ブラジル)ではまた優勝と、過去2回の優勝を誇る古豪だってご存知でした!?
(詳しくはこちら)
そんな由緒あるスタジアムをホームにするペニャロールの試合を見てきました~♪
同じモンテビデオをホームにするナシオナルとライバル関係にあり、
共にトヨタカップでも優勝したことのある名門っす。
特にペニャロールは、
コパ・リベルタドーレスの第1回大会(1960年)優勝チーム。
中立国の日本開催となったトヨタカップでも1982年にアストンビラを下して優勝している古豪。
しかも、リベルタドーレスの決勝進出回数9回は、ボカと並んで最多とのこと。。
Wikiると、すごいデータが出てきて、けっこう楽しいっす。
ウルグアイサッカーは、輝かしい歴史を持ってるんですね~
毎週日曜に開かれるトリスタン・ナバハの市を
ぷらぷらと見回った後に、スタジアムへ。
まずは、腹ごしらえでチョリパン。
焼いたチョリソーをパンに挟んだ、南米ではポピュラーなファーストフード。
40ペソ(US$1≒U$23)。
ここのは、色々とトッピングを入れてくれて、かなりのボリュームです。
スタジアム脇のチケット売場にて、チケットを購入。
ここの売場は、ゴール裏しか売っていなかったですが、
100ペソ(4ドルちょい)。
で、スタジアムの中。
ゴール裏(アウェイ側)に誰もいないって、初めて見ました。。。
ちなみにアウェイ観客は、メインスタンドとゴール裏のコーナーの一角に100人程いました。
でも、ホームのゴール裏はけっこういっぱいに。
応援も熱くて、プレーに対して、前向きな拍手が多く、
観客の雰囲気は、イングランドに近い印象受けました。
まぁ、歌や鳴り物は、“南米”でしたけど。
で、試合の方は、開始5分ぐらいにペニャロールが先制!!
その後、相手のミスから追加点を上げて、前半で2点のリード。
ただ・・・
スタンドが日陰になった後半は、急に寒くなったのに合わせるように、
試合も、悪く言うと、少々?雑に。。。
良くも悪くも南米って感じ!?
レベル的には、Jリーグの方が勝ってるのでは!?と思う場面もちらほら。。
でも、2-0でホームのペニャロールの勝利し、
いい雰囲気だったので、楽しめました~
チリじゃ、見なかったけど、この先の国でもサッカー見たいなぁ~
今日は、ウルグアイに来てから一番暖かい♪
風も北風。
写真だけを見ると、南国ってイメージ。
でも、風はそこそこ冷たい。
約180km程で、モンテビデオに到着。
週末の昼過ぎということで、ちょっと町をぷらぷら。
旧市街の港近辺。
パリージャ屋さんがひしめき合ってるメルカドもあって、いい感じ。
活気があって、賑わってる雰囲気におされ、
結局、またパリージャ(肉)。。。
また肉ばっか。。でも、うまいからいいかぁ♪
が、かなり贅沢しちゃいました。。。
(改めて、振り返ってちょっと反省)
ウルグアイは、ブエノスより物価高いかも。。
【参考】
ビール960ml: 95ペソ (約4ドル)
パリージャ(焼肉盛り合わせ): 590ペソ/2人 (約24ドル